支配率と勝率のお話
こんばんは。
今日は支配率と勝率の違いについて書きます。
QuestNotesのPVPではしょっちゅう話題に挙がるマッチアップですが、
「ウォリアー」vs「メイジ」はどちらが有利なのか。
という話題に関して、「2:8でメイジ」という答えが出たとします。(私も大体そんな感じだと思います
これについて、実はこのまま2:8という数字を受け手が受け取った場合、その解釈はばらつきが生じてしまいます。これがタイトルにあげたように、支配率と勝率、という2種の解釈が存在するということですね。
勝率での解釈はいたって簡単。
「10回戦ったらメイジが8回勝つし、100回戦ったらメイジが80回勝つよ」という、統計的な予測値。
一方、支配率で解釈した場合、
「ウォリ対メイジの試合では、行動のぶつけ合いの8割の展開でメイジが有利を掌握するよ」という予測値。
現環境では、ウォリが古樹装備を積むことはごく少数ですが、メイジは古樹のロッド、古樹のワンドが主流で、古樹のローブも採用しやすいため、多くのメイジがイニシアチブ・ブーストを習得している傾向にあります。
最も主流な1d3-1で開始距離を決定するルールの場合、約66%の確率でレンジ3以下、スリープ射程スタートになりますから、イニシアチブ・ブーストを含めて1R目からメイジが大きく有利を握る展開になります。
ウォリ側の具体的なカウンターアクションについては別の機会に紹介出来たらと思いますが、このように、2:8でメイジ側に有利な試合展開になる…という考え方が、支配率での解釈。
勝率、支配率の解釈を同時に考えてしまうと、意見交換はうまく行われない場合が多いです。
なぜなら、支配率が2:8でウォリ不利だったとしても、その残された2割の有利な展開を逃さずモノにできるウォリであれば、勝率は2:8ではなく5:5まで持っていけるでしょうし、もしかしたらその個人単位でみれば8:2までひっくり返している可能性だって有り得ます。
ウォリ対メイジのマッチアップに限らず、まずは支配率で自分がどれだけ有利(不利)を取れるかを考えて試合に臨みたいですね。
今回取り上げたPVPは一例にすぎず、あらゆる場面で複数解釈の差異は生まれますから、心に留めておきたいものです。
↓面白いと思った方はいますぐ冒険に出かけよう!↓